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12.182019
師走の漢方相談いろいろ~その③~
こんにちは。
ここ最近、カゼが流行ってますね。。。
インフルエンザ等も一種のカゼのようなものですから、
まさに冬はカゼのハイシーズン。
カゼの対策として養生を頑張る方は多いですが、
もし、カゼをひいてしまったら?
やはりドラッグストアで西洋薬を購入したり、
内科にいって薬を処方してもらったり、
対応としてはこれが一般的ですよね。
速効性に関しては
「西洋薬>漢方薬」
というのが世間一般の認識でしょう。
しかし!!
むしろ「カゼにこそ」!
漢方薬の本領が発揮されるんです。
数千年前に「急性熱性疾患」に対応するために
作られたのが漢方薬だからです。
(昔はカゼをはじめとする感染症が多かったでしょうから)
そんなことは漢方薬局のブログを読んでいただけるような皆様にとっては、
すでに常識かもしれませんが(^_^;)
そして、カゼに使える漢方薬は多種多様!
枚挙にいとまがありません。
葛根湯が極めて有名ですが、
その他にも実に多様な処方(薬方)がカゼに効きます。
漢方の代表的なカゼ薬といえば、
なんといっても
「桂枝湯(けいしとう)」
ですね。
知る人ぞ知る、この桂枝湯は、
漢方医学の最古の古典といわれる「傷寒論(しょうかんろん)」
の一番最初に掲載されている薬方です。
5種類の薬味から構成される非常にシンプルな薬ですが、
その効果は折り紙つきです。
しかも薬味の比率を変えたり、
一味、二味を加減するだけで
実に様々な薬方に変化して数多の疾患に対応していきます。
そんな便利で奥の深い漢方「桂枝湯」は、
漢方家の中では超有名ですが、
案外一般の人には知られていません。
漢方好きなお客様でもほとんど知ってる方がいません。
こんな良い薬なのにもったいないことです。
当店では、桂枝湯こそカゼの常備薬の一つにふさわしいと考え、
実に多くのお客様たちに喜んでいただいています。
※もちろん全てのカゼが桂枝湯で治るわけではありませんm(_ _)m
「漢方って効くのゆっくりだからカゼには向かないんでしょ?」
という方には、
今年のカゼこそ、漢方で治してみてほしいですね。
まあ、しっかり養生してカゼをひかないことが一番ですけども(笑)
予防的に使える漢方薬もありますのでご相談ください。
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