みなさんこんにちは！　伝統漢方火の鳥のブログ担当です。

度重なる台風の通過で、北海道地方ではあちこちで交通網の分断や、洪水により
田畑が流され、丹精込めて栽培した農作物が流されてしまうという、未曽有の被害
を被っています。これからが収穫のタイミングだっただけに、秋の味覚を楽しめる
ような状況ではないようです。
一日も早い復興を祈念したいところです。

さて、その北海道ですが、国産の生薬を常備する「火の鳥」にとっても関連があるのです。
それが、この「川窮（センキュウ）」という生薬の産地だからです。

川窮：セリ科の多年草、センキュウ(Cnidium offcinale)の根茎を用いる。
国産の川窮はおもに北海道で栽培され、その成分にクニデライドやリグスチライド等が含まれ、
鎮痙、鎮痛、鎮静、降圧、血管拡張作用等が認められる。漢方では「血中の気薬」と言われ、
活血、止痛の効能が有り、頭痛、腹痛、生理痛などに用いる。（漢方生薬辞典より）

この川窮の香りは、セリ科の独特な香りがします。
この生薬はとても硬く、さしずめ「ダイヤモンドヘッド」の異名をも持ちます。
「血中の気薬」というだけに、女性疾患には比較的多く使われる「当帰芍薬散」にも
配合されていますし、艾などが配合されれば「芎帰膠艾湯（キュウキキョウガイトウ）」
となり、諸々の出血の治にも用いられたりするのです。
いまのところ生薬産地からの連絡はないのですが、今後の中で、
今回の北海道の未曽有の災害による影響が出なければいいのですがね。
ちょっとばかり気になってしまいます。

立川・拝島・高幡不動に3店舗を展開する「伝統漢方火の鳥」はこの青空の中
元気に営業しております。この「川窮」についてもっと知りたいという方は、
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