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土用の丑の日はウナギより餅?

酷暑が続いていますね。

外出時は本当に気をつけないといけませんね。
また、室内外の温度差での不調も怖いところです。

さて7月30日はいわゆる「土用の丑の日」です。
土用とは季節の変わり目のある期間のことを指します。
四季それぞれに土用があるので、年に4回あるわけですね。

とくに夏の土用は「丑の日」に鰻を食べる風習で有名です。

なぜ鰻なのか?という話は他のサイトなどに譲るとして、
漢方・食養生的にはどうなのか?という観点で少しお話をしたいと思います。

土用の「土」は、東洋医学にいうと「脾(ひ)」の季節。
脾はざっくり「胃腸系」のことと考えていただいてOKです。

つまり土用とは、
「季節の変わり目で不調が出やすい胃腸をいたわりましょう」
というタイミングなんです。

消化にいいもの、おなかを冷やさないものを食べることが大切になります。

うなぎは栄養価が高く、なによりおいしいので、
私もたまに食べますし、決して体に悪いわけではありません。

しかし、うなぎ(とくに蒲焼き)はちょっとコッテリしてますよね。
消化機能の弱っている人にはあまり積極的には薦められません。

そこでご紹介したいのが、土用の丑の日に「あんころ餅」を食べる風習です。
この「土用餅」という風習も歴史は古く、江戸時代くらいからあったようです。

小豆が厄除けのはたらきがあるとされていることが由来のようですが、
漢方・生薬視点でみるとどうでしょう。

生薬としての小豆は「赤小豆(しゃく(せき)しょうず)」または「紅豆(こうず)」といい、
むくみをとったり、胃腸の調子をととのえる働きが知られています。
組み合わせる生薬によっては蕁麻疹や黄疸なんかにも威力を発揮します(!)

餅は、ちゃんと噛めば消化にも良く、脾の栄養としての糖質を効率的に摂取できます。
漢方的にみても、いわゆるモチ米は胃腸系のケアに良く使われてきました。
火の鳥で販売している「もち米あめ」もまさに生薬の1つといえます。

以上を総合してみれば、
土用に食べるものとしてのあんころ餅はピッタリかも?

今年は土用の丑の日に土用鰻よりも土用餅を食べてみてはいかがでしょうか?

薬局火の鳥では漢方での改善を目指すとともに、
二度と同じ不調が出ないようにするため、
養生法に関するアドバイスもしっかりとさせて頂きます。

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