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8.222020
夏の漢方相談あれこれ③【ダイエット】
まだまだ暑い日が続きますね。
来週からは少しこの酷暑がおさまるようですので、
もう少しの辛抱です。
(天気予報をどの程度信じていいのかわかりませんが…)
前回、前々回の記事でも書いたとおり、
皮膚トラブル(皮膚炎、汗疹など)や多汗症などが夏の漢方相談で多い悩みです。
もう一つ、夏前後のご相談で毎年多くなるのが、
【ダイエット】のご相談です。
皮膚トラブルや汗もそうですが、夏は『見た目』が特に気になる季節。
私も夏前からせっせと運動をしていましたが(笑)
「コロナ太り」なるワードが話題になるなど、
今年の夏も例年どおりにご相談が多かった印象です。
漢方を飲むだけで簡単に痩せる――
…残念ながらそんなことはありません。
巷で話題の商品の宣伝文句に騙されてはいけません。
しかし、ダイエットに関して漢方が全く使えないかというと、
そんなこともありません。
ダイエットに漢方を応用しようという試みは、
とくに近現代において盛んになりました。
数千年前、漢方が誕生した時代には、
太りすぎて困るなんてことは、ほとんど無かったと思われます。
「人類の歴史は飢餓との闘い」などと言われますし、
世間の「痩せたい」というニーズは近現代になって出てきたものと言えます。
そういった事情から漢方の古典を紐解いてみても、
「痩せる」「肥満を治す」みたいな条文や記載は出てきません。
しかし、
①その人その人がもつ「体質上の問題点」を治療する。(毒の除去)
②気・血・水(体の構成要素)が順調に巡りだす。(順通)
③結果的に代謝(metabolism・メタボリズム)も改善される。
という流れで、
漢方を服用しつつ養生することで良い結果が得られることは経験しています。
【養生】とは、
「ストレス溜めずゆっくり休む」とか
「体に良いものを食べよう」というイメージが多いですが、
体を少し追い込む運動(火の鳥では「鍛錬」と呼ぶ)を重要視し、
「積極的に」健康な状態を求めて活動することをいいます。
どのように過ごせば自分の身体がラクになのか…。
薬局火の鳥ではそのような養生・鍛錬の疑問にもお答えしながら、
オーダーメイドの漢方療法をご提案しております。
店舗は東京都多摩地域、立川・昭島・日野市にございます。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
各店通常通り営業しておりますが、
外出等自粛の動きがございますので、
ご来店を控えようとお考えのお客様には、
お薬を【送料・代引手数料無料】でお届けしております。
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