無月経とは?
無月経とは、女性が一定期間、生理(月経)が来ない状態を指します。通常、思春期になると生理が始まりますが、無月経の場合、16歳を過ぎても生理が始まらないか、すでに始まった生理が3か月以上続けて止まることがあります。3ヶ月以上生理が止まってしまう原因として、ストレスや急激な体重の変化、ホルモンのバランスの乱れなどによる排卵障害に基づくものが多いです。
漢方医学における無月経の治療
生理が止まってしまう原因としては、冷えやホルモンバランスの乱れがあります。
1.冷え
自分では冷えている実感がなくても内臓が冷えている場合があります。低体温や内臓の冷えがあると排卵や月経のためのエネルギーを生み出すことができないため生理周期に異常を来すことがあります。漢方では内臓の冷えを取り、代謝や血流を改善する漢方を用いて治療します。
2.ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れることで、排卵を促すホルモンが正常に働かないことがあります。漢方では自律神経の乱れを整え、内分泌系の動きを改善する漢方薬を用いて治療します。漢方的診断を行い原因となった体質を確認した上で適切な治療を行います。