ブログ
9.62024
蕎麦(そば)と老化②
こんにちは、みなさん!前回に引き続き「そばと老化」というテーマについてお話ししたいと思います。
③漢方とそば
漢方は、昔から伝わる中国や日本の伝統的な医学です。漢方では、自然の植物や動物の成分を使って、体を健康に保つ方法を教えてくれます。実は、そばも漢方の考え方に合った食品です。
漢方では、体のバランスを大切にします。体内が「寒」「熱」などの異常な状態になるのを防ぎ、常に適切なバランスを保つことが重要とされています。そばは「涼性(りょうせい)」という性質を持っており、体を冷やす効果があります。これは、特に夏の暑い時期に効果的で、体を涼しく保ってくれるのです。
また、そばには胃腸の調子を整える効果もあります。漢方では、「気」「血」「水」のバランスが大切だとされていますが、そばを食べることで胃腸の働きが良くなり、体全体のバランスを保つのに役立ちます。
④黒そばと玄そば
そばにはいくつかの種類がありますが、特に「黒そば」や「玄そば」は注目すべきものです。
黒そば:黒そばは、その名の通り、色が黒っぽいそばです。これは、そばの実の外皮部分も一緒に挽いたそば粉を使っているためです。黒そばは、普通のそばよりも栄養価が高く、特に食物繊維やミネラルが豊富です。また、外皮にはポリフェノールという抗酸化作用を持つ成分が多く含まれているため、老化防止にも効果があります。
玄そば:玄そばは、そばの実の全体を使ったそば粉から作られたものです。つまり、そばの実の外皮、胚芽、胚乳すべてが含まれています。このため、玄そばも黒そば同様に、非常に栄養価が高いのが特徴です。特に、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、健康維持に優れた食材です。
黒そばや玄そばは、専門店や名産地のそば屋、健康志向のレストランなどで食べることができます。また、インターネット通販を利用して、自宅で楽しむことも可能です。地域やお店によって取り扱いが異なるので、訪れる前にメニューや取扱い状況を確認すると良いでしょう。
⑤体調別そばのアレンジ
いくつかの体調別にそばと一緒に食べると良いものを紹介します。
気力が不足しているとき:とろろ芋
胃腸の弱りを感じるとき:大根おろし、紫蘇、わさび
便秘のとき:キノコ類やほうれん草・人参・カボチャなど緑黄色野菜の天ぷら
とろろは漢方では「山薬」と呼ばれ、八味地黄丸など下半身の筋力低下を感じる人に用いられる漢方に配合される重要な食物です。大根おろし・紫蘇・わさびは胃腸の機能を高める作用があります。キノコや緑黄色野菜には食物繊維が豊富に含まれているので、そばと一緒に食べると便秘改善の助けになるでしょう。
今回はそばを通して健康になることについてお話ししました。
これからも、そばを食べて健康的な生活を送りましょう!!
伝統漢方火の鳥ではお客様一人ひとりの体質や症状に合った漢方薬をオーダーメイドで調合しております
店舗は東京都多摩地域、八王子・立川・昭島・日野にございます。ご予約はこちらからどうぞ。
また、薬局火の鳥全店で初回のお客様限定のキャンペーンを実施中です!詳細はこちらから
メールやお電話でのリモート相談および全国配送も行っております。
(※海外への発送も再開しております。気兼ねなくご相談ください。)