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アルカリ性食品と漢方薬

ブロッコリー

日本では聞き慣れない言葉ですが、ヨーロッパの医学界では支持されている考え方で「アルカリ性食品」という食品分類があります。本記事では、その組み合わせが非常に効果的である「漢方薬」と「アルカリ性食品」について、詳しく探っていきます。

人の血液とアルカリ性
まず、私たちの体内でのpHバランスについて知っておくことが重要です。人の血液は、弱アルカリ性に保たれています。体は、このバランスを保つためにさまざまな調整メカニズムを持っていますが、食生活もその一部として重要な役割を果たします。
血液が酸性に傾くことは、免疫力の低下や慢性的な疲労感、皮膚炎や口内炎、癌のリスクになると考えられています。一部の歯科医院では唾液のpHを測定することにより、体液のpHを近似的に現しているものと考え、唾液のpHによりその人の体質が酸性かアルカリ性かを判断しています。

アルカリ性食品とは?
アルカリ性食品とは、体内でアルカリ性の環境を作り出す食品のことを指します。これらの食品は、消化・代謝された後にアルカリ性の残留物を残すため、体のpHバランスを整えるのに役立ちます。一般的なアルカリ性食品には、以下のものが含まれます。

 野菜:ほうれん草、生ブロッコリー、ケールなどの緑黄色野菜。
 果物:ブルーベリー、マンゴー、パパイヤ、みかん、キウイ、ブドウ、レモンなど。
 調味料:オリーブオイル、お酢(天然水使用)など
 その他:梅干し、こんにゃく、海藻など

酸性食品とは?
酸性食品は、消化・代謝された後に酸性の残留物を残す食品を指します。これらの食品は、体内で酸性度を高めるため、過剰な摂取は体のpHバランスを乱す原因となることがあります。一般的な酸性食品には、以下のものが含まれます。

 肉類・魚類:牛肉、豚肉、鶏肉、貝類、サーモン、マグロ、淡水魚など
 乳製品:牛乳、チーズ、塩分入りバターなど
 加工食品:砂糖を多く含むお菓子、炭酸飲料、冷凍食品など

アルカリ性食品と酸性食品のバランス
体内のpHバランスを保つためには、アルカリ性食品と酸性食品のバランスが重要です。一般的に、アルカリ性食品を多く摂取することで、体のpHを適切な範囲内に維持することが推奨されています。しかし、酸性食品も完全に避けるべきではなく、適度な摂取が必要です。ヨーロッパでは酸性食品:アルカリ性食品=2:8の割合で摂ることが理想とされているようです。

アルカリ性食品と漢方薬の関係性
漢方薬は誤った食生活などにより崩れた体全体のバランスを整えることを治療の目的としています。アルカリ性食品を摂取することで体内のpHバランスが整い、白血球の働き向上による免疫力向上や、ミネラル浪費改善による疲労感の改善につながることは、漢方薬の効果が最大限に発揮されやすくなることに寄与します。
ただ漢方薬に頼るのではなく、食事も気を付けることが重要です。

例えば、精製した米麦や白砂糖はビタミンや無機質の90%以上を捨て去っているので、消化スピードが早すぎて血糖値が一気に上がってしまう上に、これを完全燃焼させるためのビタミン、無機質や不均衡のためにピルビン酸や乳酸を多量に産生して、血液を産生に傾ける結果になってしまいます。

アルカリ性食品と漢方薬は、それぞれが持つ独自の健康効果を通じて、総合的な健康維持に貢献します。酸性食品とのバランスを考えながら、これらをバランスよく取り入れることで、より健康的なライフスタイルを実現できるでしょう。皆さんも、日常生活に酸性・アルカリ性バランスの良い食品と漢方薬を取り入れて、健やかな毎日を送りましょう。

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