アトピー・皮膚疾患

アトピー性皮膚炎は、漢方相談のメインと言えるほど多くのご相談をいただいています。

毎日毎日おそってくる痒みに苦しむだけでなく、
見た目にも影響を及ぼすため、精神的苦痛は計り知れません。

アトピーの治療、というと必ず話題に上るのが「ステロイド」軟膏です。
アトピーで悩む方なら誰しも使ったことがあると思います。
ステロイドの長期使用は良くないとは知っていても手放せず、
皮膚はどんどん萎縮して、変質していくばかりというパターンが非常に多いのです。

アトピー性皮膚炎の原因は実にさまざまですが、
どんな方にも特徴的な「外因(体外の原因)」と「内因(体内の原因)」があり、
その両方にしっかり対応していくことが改善への第一歩なのです。

漢方治療においては、まず症状と体質から、
その外因と内因をしっかりと分析して調合内容を設計します。
この綿密性は西洋医学的アプローチとは一線を画します。

その上で最適な調合内容の漢方薬を確実に服用できたなら、
きっと長年の苦痛から解放される日は近いでしょう。

アトピー以外の皮膚疾患も、
非常に綿密な漢方的診断と調合が不可欠です。
本気で改善を目指すのなら、勇気を出して漢方を試してみてください。

症状や疾患について

アトピー性皮膚炎と関連性の高い症状は以下のようなものです。
(当店でご相談の多い症状を中心に)

アレルギー性鼻炎、気管支喘息、結膜炎、他アレルギー症状(食物・環境)、下痢・便秘、胃腸の不調、腹満、ストレス、自律神経失調症、皮膚掻痒症等

【症例1】顔の赤みと背中の痒み

30代女性。パート
<ご相談の経緯>
知人より頂いた入浴剤によってなのか、数日後から顔面の赤みと胸から背中にかけての痒みがひどくなった。その頃仕事中に急に腹痛することもあった。近所の皮膚科に行くもステロイドの軟膏とアレルギーの飲み薬を処方されたので服用していたが、軽快したり増悪したりで変化がなく、たまたま通りかかった先にある当店の「皮膚炎」の看板が目に入り、ご相談のためご来店。
<漢方提案と経過>
漢方的診断を慎重に行い、体内の新陳代謝を促す作用のある漢方薬と、赤みと痒みを軽減する塗り薬をお渡ししたところ、服用開始1ヶ月後には顔面の赤みがかなりうすくなり、背中の痒みも軽減。さらに翌月には仕事中の腹痛の頻度も少なくなり、4か月後には背中の皮膚の状態が改善されだしただけでなく生理前の痛みや頭痛も軽減してきて、生理時の不安も解消された。今では体調維持のために服用を継続中。

【症例2】関節を中心としたアトピー

30代男性。会社員
<ご相談の経緯>
幼少期からアトピーの診断は受けていたが、中学校に入ると次第に改善。その後も受験期、就職後など時折皮膚炎は出ていたが、大して長引いたり悪化はしなかった。しかし、ここ半年間は肘や膝、肩、首など関節部を中心に痒みと乾燥が強く、なかなか治らないため、意を決してご来店。
<漢方提案と経過>
汗などをかくと刺激になることはあるが、基本的には体が冷えると皮膚の状態が悪化する自覚がある、とご本人が気づいていたため、それを念頭に問診などを行って調合内容を決定。冷えが元凶だと考えられたため、体内を温める働きのある生薬を中心に調合。服用開始から2ヶ月ほどで自覚症状はほとんど消え、合計7ヶ月の服用で見た目もすっかりキレイになった。内臓冷えが炎症を助長するという典型的な冷え型アトピーであった。

【症例3】小児アトピー

小学生の男児
<ご相談の経緯>
乳幼児期からアトピーの診断がされており、一進一退を繰り返している。基本的には常に痒みや肌荒れがあるものの、酷くなければ病院などにもしばらく行かずに過ごし、酷くなれば病院へ、というようにして数年間過ごしてきた。最近はずっと調子が悪い状態が続いており、根本治療を望み、ご来店。
<漢方提案と経過>
問診すると、お通じに難ありとのこと。しっかり食事もするわりに、長らく便秘傾向。と、思えばたまに下痢をしたりもする。漢方式の考え方では腸内環境や胃腸そのものの機能と皮膚の状態は関係性が深いと見る。その他の症状も確認し、「お腹が弱点」と考えた上で漢方薬を提案。服用開始後すぐに滞りがちだった便通が快調となり、皮膚の状態も落ち着き始める。3ヶ月を経過する頃にはかゆみを感じることがかなり減ったという。その後もほとんど悪化することなく、皮膚はどんどん回復してきている。現在も継続中。

【症例4】長年つづくアトピー

30代男性。会社員
<ご相談の経緯>
幼少期からのアトピーがあり、症状がひどくなる度に病院に行きステロイド軟膏やアレルギーの内服薬の服用でしのいでいたが、ここ数年は病院の投薬だけでは良くなりきれず、まずは近所の漢方薬局へ。そこで購入した煎じ薬のあまりの苦さと匂いに、服用しているご本人と、それを煎じるお母様がギブアップ。ほかの漢方薬局にも相談に行ってみようと考えて当店にご来店。
<漢方提案と経過>
皮膚の状態は今までのステロイドの影響もあるのか、かなり黒ずんで表面は鮫肌のようにガサガサしており、時折の猛烈な痒みでかき壊してしまい、傷だらけの状態であった。問診を行うと、しぶとい便秘体質であること、痒みによって寝付ず常に寝不足ぎみで、日中でも眠気に襲われることが多いことなどが確認できた。間食が多く、甘い物が大好きで、普段の食事はやや少なめだという。以上の内容から調合内容を決定し、まずはご本人および家族が無理なく継続できるように「散薬(さんざい)」で調合し、当店手作りの軟膏「紫雲膏」と「中黄膏」も併用して頂いた。
服用開始1ヶ月後には、多少便通が改善してきたといい、2ヶ月後には睡眠中にボリボリかくことが少なくなってきて、よく眠れるようになってきたという。
季節の変わり目での症状の波はあるものの、来店当初のような皮膚の黒ずみが少しずつ和らいできているようである。ここ最近では、日中の眠気も解消されており、仕事にも集中出来るようになってきた。散剤という剤型を選択したことでスムーズに服用出来ることが功を奏し、今でも服用を継続している。

【症例5】乾燥を伴う皮膚炎

30代女性。会社員
<ご相談の経緯>
数年前から首や目の周り、ひざの裏などの皮膚の調子が悪くなってきた。皮膚の状態は赤くなり、かつガサガサと乾燥している感じ。痒みも強く、ダメだと思いつつも掻きむしってしまい、出血している。痒みで夜に何度も目が覚めるため慢性的に睡眠不足である。生理痛もひどいため、体をトータルで診てもらえる漢方を始める決心をした。
<漢方提案の経過>
生理痛や皮膚の乾燥傾向が強いことから、血流の改善と水分のバランスの是正を目標に調合した漢方薬を服用していただき、同時に当店手作りの紫雲膏、中黄膏を塗布して頂いた。
1ヶ月経過時点で生理痛が劇的に改善。皮膚の痒みはあまり変わらないが、塗り薬で皮膚乾燥が少し良い感じがするとのこと。そこで大和当帰、黄連などの生薬を加えて調整した漢方薬を1ヶ月服用していただいたところ、皮膚の痒みと乾燥が大きく改善した。生理痛も引き続き消えている。
その2ヶ月後、調子よく過ごしていたがストレスと季節の変化により再び皮膚の状態が悪化。それに対応するために調整した漢方薬を1ヶ月服用していただいたところ、乾燥および痒みは拭うように消えたという。
現在でも季節の変わり目やストレスで皮膚の状態は変化しやすいが、漢方薬の服用と紫雲膏、中黄膏の併用により悪化することなく過ごせている。

【症例6】貨幣状湿疹・下肢静脈瘤

70代女性。
<ご相談の経緯>
若い頃から軽度のアトピー体質で関節の内側がガサガサすることが多かった。
ご来店の6ヶ月前の厳冬期、急に顔以外の全身に赤い斑点のような皮膚炎が出て、病院では「貨幣状湿疹」と診断された。
ステロイド内服薬とステロイド軟膏を処方されたが全くよくならず、むしろ症状はどんどん悪化している。
「夜になると頭が狂いそうにかゆい」という訴えが切実なつらさを物語っていた。
下肢静脈瘤で足の表面がボコボコしている。
<漢方提案と経過>
寒い時期に発症したことや、夜間尿の多さ、下肢の強いむくみや静脈瘤など、全体からみて強い冷え体質が原因であることをご本人と確認。
皮膚直下の毛細血管が冷えて柔軟性を欠いて、皮膚炎をもよおしたと判断。
冷えた血管や血流を改善し、皮膚に充分に栄養をまわしていけるように生薬を配合した。(当帰・黄連・芍薬・茯苓など)
当店の紫雲膏を一日5回程度塗布して頂き、かゆみの強い部分には中黄膏を併用して頂いた。
1ヶ月後のご来店では皮膚炎の改善はみられなかったが、お通じがこれまで3日に一回だったものが毎日2回もあるようになった。
2ヶ月後のご来店で確認すると貨幣状の赤みの範囲が初めの半分となり、かゆみを感じない日も出てきた。
その後引き続き3ヶ月間服用したところ完全に皮膚の炎症はなくなり、静脈瘤改善のためにもそのまま服用を続けている。

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