坐骨神経痛とは?
坐骨神経痛は、腰部から足先まで伸びる体内で最も太く長い坐骨神経の圧迫や炎症により、お尻から脚の後面や外側にかけて起こる痛みの総称です。
主な症状は以下の通りです。
・しびれ(脚~足先)
・腰痛
・お尻や太ももの痛み
・脱力感
・灼熱感や電撃痛
・間欠跛行
坐骨神経の構造的特徴から、腰痛との関係が深く、その他にも椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が原因で発生する事が多いと言われています。
漢方医学における坐骨神経痛の治療
漢方では糖尿病とそれに伴う神経障害を「腎虚(じんきょ)」として捉えることが多いです。
腎虚になると神経の健康に影響がある事から糖尿病性神経障害のリスクが高まると言われています。
以下のように「気血水の流れの滞り」とも関連しています。
気滞:気の流れが滞ることで、血行不良や代謝不良が生じ、糖尿病やその合併症が進行しやすくなります。
瘀血:血の流れが滞ることで、血管や神経に負担がかかり、神経障害が発生しやすくなります。
水毒:体内の水分代謝が滞ることで、むくみやしびれが生じやすくなります。
これらの病態は、単独で起きる場合もあれば複数のものが複雑に絡み合って生じる場合もあるため、お一人おひとりのご体質に合わせて漢方をおつくりし、継続して服用する事で糖尿病性神経障害に加え、糖尿病の体質を根本から治療する事が可能となります。