統合失調症とは?
統合失調症とは、感情や考え、行動をまとめることが難しくなるために幻覚、妄想などの症状が現れる疾患です。症状は大きく3つに分かれていて、妄想や幻覚、考えがまとめられなくなる「陽性症状」、無感情や無気力、自閉などが現れる「陰性症状」、記憶力や集中力、判断力が低下する「認知機能障害」があります。原因ははっきりとはわかっていませんが、精神的・社会的・身体的ストレスなどが関係していると言われています。
西洋医学では、抗精神病薬や抗不安薬などを用いる薬物治療の他に運動療法、作業療法などが行われています。
漢方医学における統合失調症の治療
漢方医学では、次のような体質が関係していることが多いです。
気虚(ききょ:気力の低下、気力の元となる栄養がとれない状態)
気鬱(きうつ:気の巡りが悪く滞った状態)
気逆(きぎゃく:通常の気の流れに逆らって上方向へ突き上げている状態)
「陽性症状」「陰性症状」「認知機能障害」以外にも不安感や不眠症状が強い場合には、緊張を和らげるような生薬を用います。また、瘀血(おけつ:血の巡りの悪いもの)、水毒(すいどく:水の巡りの悪いもの)といった体質があるせいで内臓の新陳代謝が悪く、身体の不調がより複雑に、複数出てしまうケースも多くあります。
このようにお客様お一人お一人その原因、体質は様々なので、しっかりと漢方的診断を行いその方に合わせた漢方調合を提案していきます。
まずは一度、お気軽にご相談ください。