たちくらみとは?
立ちくらみは立ち上がったときに一時的にふらついたり、目の前が暗くなったりする症状です。主に、脳への血流が一時的に減少することが原因で起こると言われており、その原因は以下の通りです。
・起立性低血圧
・脱水
・貧血
・メニエール病など内耳の異常
全ての原因に共通して血液・体液循環に何らかの異常を起こす事が考えられます。
漢方医学におけるたちくらみの治療
漢方では立ちくらみの原因を「気血の不足」と捉えることが多いです。気血は体内のエネルギーと血液の循環を指し、これが不足すると立ちくらみがさらに悪化すると言われています。
その他に「水毒(すいどく)」との関連も多く見られます。水毒とは体内の余分な水分が貯まる状態を指します。水毒が脳や耳の内リンパ液の循環に影響を与え、立ちくらみやめまいを引き起こします。
また、ストレスや疲労、睡眠不足などが原因で自律神経が乱れると、立ちくらみの症状が悪化することがあります。
これらの病態は、単独で起きる場合もあれば複数のものが複雑に絡み合って生じる場合もあるため、お一人おひとりのご体質に合わせて漢方をおつくりし、継続して服用する事で立ちくらみの体質を根本から治療する事が可能となります。