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消化性潰瘍(胃潰瘍・十二指腸潰瘍)

消化性潰瘍(胃潰瘍・十二指腸潰瘍)とは?

胃潰瘍は、胃の内壁が胃酸や消化酵素によって傷つき、潰瘍(穴)ができる状態を指します。
十二指腸潰瘍は、胃と小腸の間にある十二指腸の内壁が胃酸や消化酵素によって傷つき、潰瘍(穴)ができる状態を指します。
両者に共通して現れる症状は以下の通りです。

・胃もたれ
・吐き気、嘔吐
・食欲不振
・胸焼け
・黒色便

細かい違いとして、胃潰瘍は食後、十二指腸潰瘍は空腹時に腹痛が生じることが多いと言われています。また、両者はいずれもピロリ菌感染、ストレス、喫煙、過度の飲酒、そして非ステロイド性抗炎症薬の使用が原因で起こることが多いとされています。

漢方医学における消化性潰瘍の治療

漢方では、胃潰瘍と十二指腸潰瘍は「気血水のバランスの乱れ」として理解されることが多いです。具体的には以下の原因が考えられます。

気虚: 生命活動に必要なエネルギーが不足している状態
気滞: 気の流れが滞っている状態
血虚: 血液が不足している状態
瘀血: 血液の流れが悪くなっている状態

特に、胃は「土の性質」を持つ臓器であり、適度な水分を必要とするため、「水毒」との関わりを常に意識する必要があります。ここで言う水毒とは、胃に余分な水分が溜まり、胃液の分泌が過剰になることで胃の内壁が傷つき、胃潰瘍を助長する状態を指します。
十二指腸潰瘍も水毒と深い関わりがあり、胃酸と膵液のバランスが崩れることで十二指腸の粘膜が傷つきやすくなると言われています。

これらの病態は、単独で起こる場合もあれば、複数の原因が複雑に絡み合って生じる場合もあります。そのため、お一人おひとりの体質に合わせた漢方をおつくりし、継続して服用していただくことで、胃・十二指腸潰瘍の根本的な治療が可能です。

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