老人性皮膚掻痒症とは?
老人性皮膚掻痒症とは、皮脂腺の機能低下により皮脂の分泌低下、角質層の水分量が低下することで皮膚が乾燥、鱗屑、強い痒みが現れる皮膚疾患です。特に50大以降の男性に多く発症するといわれています。痒みを引き起こす原因として多いのが皮膚の乾燥(ドライスキン)ですが、他にも内臓疾患(糖尿病、甲状腺機能異常、内臓慢性腎不全など)や薬剤の影響も認められています。
西洋医学では、まず皮膚を清潔に保つためスキンケアの見直し、そして症状にあわせて保湿剤や抗ヒスタミン剤を用いて治療します。
漢方医学における老人性皮膚掻痒症の治療
漢方医学では、皮膚の乾燥や鱗屑には血虚(けっきょ:貧血、血が足りていない状態)体質が考えられます。補血作用のある生薬により皮膚の血行をよくすることで栄養状態を改善、皮脂分泌を整えて潤し治療します。また赤み、炎症、痒みが強い場合には消炎解熱作用(清熱剤)のある生薬や血や熱が鬱滞していることも多いためそれに対応する生薬を用いて治療します。
このようにお客様お一人お一人その原因、体質は様々なので、しっかりと漢方的診断を行いその方に合わせた漢方調合を提案していきます。
まずは一度、お気軽にご相談ください。