強迫性障害とは?
強迫性障害とは、やめたいと思いながらもその考えを止めることができない(強迫観念)、行為を起こさずにはいられない(強迫行為)といった症状により日常生活に影響が出てしまう疾患です。例えば、何度手を洗っても気が済まず繰り返し洗ってしまう、外出の際鍵をかけたかどうか心配で何度も確認してしまう、人前で言ってはいけない言葉を言ってしまったのではないかと気にしてしまうなどがあります。はっきりとした原因はわかっていませんが、精神的ストレスや性格、生活背景など様々な要因が関係していると言われています。
西洋医学では、認知行動療法や抗うつ薬などを用いる薬物治療があります。
漢方医学における強迫性障害の治療
漢方医学では、次のような体質が関係していることが多いです。
気鬱(きうつ:気の巡りが悪く滞った状態)
気逆(きぎゃく:通常の気の流れに逆らって上方向へ突き上げている状態)
主に不安や緊張を和らげるような生薬を用います。また、心の不調を治療していく上で、心身の全体のバランスを整えることがとても大切です。例えば、身体の不調が続くと身体の働きをコントロールしている自律神経に負荷がかかりバランスが乱れてしまいますが、同時に心の不調も悪化しやすいです。そのため強迫性障害の他に身体の不調がある場合には、それらを治療する生薬も用います。
このようにお客様お一人お一人その原因、体質は様々なので、しっかりと漢方的診断を行いその方に合わせた漢方調合を提案していきます。
まずは一度、お気軽にご相談ください。