起立性調節障害とは?
起立性調節障害とは、立ち上がった際にめまいや頭痛、だるさなどの症状が出る疾患で、特に朝に症状が強く出ることが多く、起床困難や食欲低下なども出ると通学・通勤をはじめ日常生活に支障をきたすことがあります。精神的ストレス、水分や栄養不足、ホルモンバランスの乱れなどにより自律神経に乱れが生じることで脳への血流低下や血圧上昇、心拍数上昇など様々な症状が引き起こされます。
西洋医学では、まず日常生活の見直しや十分な水分・栄養摂取、また症状に合わせて薬物療法が行われています。
漢方医学における起立性調節障害の治療
漢方医学では、次のような体質が関係していることが多いです。
血虚(けっきょ:貧血、血が足りていない状態)
気虚(ききょ:気力の低下、気力の元となる栄養がとれない状態)
気鬱(きうつ:気の巡りが悪く滞った状態)
気逆(きぎゃく:通常の気の流れに逆らって上方向へ突き上げている状態)
他にも、瘀血(おけつ:血の巡りの悪いもの)、水毒(すいどく:水の巡りの悪いもの)といった体質があるせいで内臓の新陳代謝が悪く、十分な水分・栄養を吸収、循環できないために症状をさらに悪化させてしまっているケースもあります。
このようにお客様お一人お一人その原因、体質は様々なので、しっかりと漢方的診断を行いその方に合わせた漢方調合を提案していきます。
まずは一度、お気軽にご相談ください。