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蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹とは?

蕁麻疹とは膨疹(ぼうしん)と呼ばれる紅斑(赤み)を伴う浮腫が皮膚の一部に、一過性に現れる疾患で多くは痒みを伴います。大きさは小さいものや、つながって大きくみえるものまで様々で、通常数十分から数時間で消えることが多いですが、中には1日続くことや症状が激しい場合次から次へと新しい膨疹が現れることもあります。

蕁麻疹の中でも、皮膚や粘膜の深い血管に浮腫が現れるものは血管性浮腫と呼ばれています。目やまぶたをはじめとする顔面に好発し、痒みを伴うことは少ないですが一度現れると消失までに2、3日かかることがあります。

蕁麻疹を誘発する原因としては、物理的な刺激や薬剤、発汗、疲労、ストレス、食べ物など様々ですが、原因がはっきりとしていないケースも多い皮膚疾患です。

西洋医学ではヒスタミン作用を抑える抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬が用いられていますが、効果はひとにより様々で飲んでも効かない方や副作用の眠気を生じやすい方、飲むのをやめるとすぐに再発してしまう慢性蕁麻疹の方も多くいらっしゃいます。

漢方医学における蕁麻疹の治療

漢方医学では、まずはじめに体質面を細かくチェックしていきます。
症状が出ている皮膚だけでなく、陰陽虚実という尺度によって全身的に精査していきます。
蕁麻疹でお悩みの方の多くは、瘀血(おけつ:血の巡りの悪いもの)、水毒(すいどく:水の巡りの悪いもの)、気虚(ききょ:気力の低下、気力の元となる栄養がとれない状態)体質が原因で症状を繰り返しています。また皮膚の状態によっても用いる生薬は様々で、紅斑(赤み)や痒みは血や熱が鬱滞していることが多くそれに対応する生薬、浮腫には水分代謝を整える生薬が要となります。誘発原因によっては、自律神経のバランスを整える生薬が必要になることもあります。

このようにお客様お一人お一人その原因、体質は様々なので、しっかりと漢方的診断を行いその方に合わせた漢方調合を提案していきます。
まずは一度、お気軽にご相談ください。

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