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過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群(IBS)とは?

過敏性腸症候群は、腸に炎症や腫瘍などの異常が見られないにもかかわらず、慢性的に腹痛や下痢、便秘などの症状が続く病気です。下痢と便秘のどちらか一方のタイプの方もいれば、下痢と便秘を繰り返す混合型の方もおり、さまざまなタイプがあります。
その他に現れる症状は以下の通りです。

・お腹の不快感
・おならが出やすい
・だるさ
・不安
・不眠

はっきりとした原因は未だ解明されていませんが、ストレスや食事内容、アレルギーなどが原因と西洋医学では考えられています。

漢方医学における過敏性腸症候群(IBS)の治療

漢方では、過敏性腸症候群は「脾胃虚弱」として捉えられることが多いです。ここでの脾胃とは広く消化器系を指し、その機能が低下することで消化吸収がうまくいかず、腸に大きな影響を与えると考えられています。
また、「気血水のバランスの乱れ」も原因とされており、中でも「気滞」と呼ばれる気の流れが滞る状態が過敏性腸症候群の一因とされています。その背景には、ストレスや自律神経の乱れなど精神的な緊張が関与していると考えられています。

これらの病態は、単独で起こる場合もあれば、複数の要因が複雑に絡み合って生じることもあります。そのため、お一人おひとりの体質に合わせた漢方をおつくりし、継続して服用いただくことで、過敏性腸症候群の体質を根本から治療することが可能です。

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