不眠症とは?
不眠症とは、寝付きが悪い(入眠障害)、途中で何回も目が覚めてしまう(中途覚醒)、早朝に目が覚めてしまいその後眠れない(早朝覚醒)というような睡眠障害があり、そのために日中に身体のだるさや集中力低下、意欲低下、イライラなど心身の不調が現れる疾患です。
西洋医学では、生活習慣の見直し、適度な運動、睡眠環境を整える、ストレス対策を考えるなどの他に睡眠薬を用いた薬物治療があります。
漢方医学における不眠症の治療
漢方医学では、次のような体質が関係していることが多いです。
血虚(けっきょ:貧血、血が足りていない状態)
気虚(ききょ:気力の低下、気力の元となる栄養がとれない状態)
気鬱(きうつ:気の巡りが悪く滞った状態)
気逆(きぎゃく:通常の気の流れに逆らって上方向へ突き上げている状態)
不眠症を悪化させている要因は様々で神経過敏、緊張や不安が強い、動悸、耳鳴りなどの他、自律神経の乱れがあります。自律神経は心だけでなく身体の働きにも関わりがあり、身体の不調が続くと負荷がかかります。そのため不眠症の他に身体の不調がある場合には、それらを治療する生薬を用います。
このようにお客様お一人お一人その原因、体質は様々なので、しっかりと漢方的診断を行いその方に合わせた漢方調合を提案していきます。
まずは一度、お気軽にご相談ください。
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