チック症とは?
チック症とは、まばたき・首をかしげる・顔をしかめるなどの素早い動きが意図せず起こってしまう運動チックと、同じように意図せず音や言葉を繰り返し発してしまう音声チックがみられる疾患のことです。発症原因は、はっきりとは分かっていませんが、4歳から11歳頃に発症し成長とともに自然と軽快する傾向にあります。しかし、中には症状が悪化・複雑化し1年以上続き日常生活に支障をきたすケースもあります。
西洋医学では、生活スタイルの見直しやストレス対策、過度な緊張や疲れをためないような環境作りが大切で、症状が重い場合には薬物治療が用いられることもあります。
漢方医学におけるチック症の治療
漢方医学では、主に気鬱(きうつ:気の巡りが悪く滞った状態)や気逆(きぎゃく:通常の気の流れに逆らって上方向へ突き上げている状態)といった体質が関係していることが多く、不安や緊張を和らげるような生薬を用います。この他にも、気虚(ききょ:気力の低下、気力の元となる栄養がとれない状態)や血虚(けっきょ:貧血、血が足りていない状態)といった体質により新陳代謝が悪く、疲れやすい、ストレスを感じやすいため、症状が悪化しやすくなっているケースもあります。
お客様お一人お一人その原因、体質は様々なので、しっかりと漢方的診断を行いその方に合わせた漢方調合を提案していきます。
まずは一度、お気軽にご相談ください。