今回は「不眠」の方の症例報告をします。
（※プライバシーに配慮し、一部の情報を変更しております）
ご相談者は30代男性です。
【症状と経緯】
寝付きが悪く、1～2時間経ってようやく眠れる。
眠れていない時に息切れが生じる。
常に気が張っていて、無意識に歯を食いしばる傾向。
奥様と事業を営んでおり、「自分が倒れるわけにはいかない」と来店。
【体質】
不安や使命感で思い通りにいかないとイライラしがち。
パニック障害・摂食障害の既往歴あり。
首・肩・背中が常に凝っている。
舌候は湿潤傾向で歯痕・微白苔あり。舌裏の血管は青黒く目立っている。
【実際の提案と経過】
肝気の昂ぶりによって常に心身が過緊張状態にあることが原因と考え、柴胡（さいこ）、釣藤鈎（ちょうとうこう）、芍薬（しゃくやく）をはじめとした生薬類を調合しました。
服用後2ヶ月を経過した際には30分以内に眠れるようになり、その後もぐっすりと眠れて調子が良いと喜ばれていました。また、奥様との関係も良好で、会社の経営も順調にいっているとの事でした。
徐々に身体の緊張もほぐれ、入眠トラブルに困る事なく過ごせるようになった事を確認し、1年5ヶ月の漢方治療をもって無事卒業されました。
（報告おわり）
伝統漢方火の鳥ではお客様一人ひとりの体質や症状に合った漢方薬をオーダーメイドで調合しております。
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