今回は「適応障害」の方の症例報告をします。
(※プライバシーに配慮し、一部の情報を変更しております)
ご相談者は30代女性です。
【症状と経緯】
6ヶ月前に正社員として働き出してからストレスを強く感じ、メンタルクリニックで適応障害の診断を受けた。
部署を異動したものの大きな変化はなく、気分の浮き沈みが激しい状態が続く。
周囲に気を遣いすぎなのか、学生時代にストレスで嘔吐する事もあった。
【体質】
一昨年末に婦人科で生理不順の診断を受け、ピルを服用中。
ストレスを溜めやすく、抑うつ傾向にあり。
歯を食いしばる癖あり。
舌候は湿潤で微白苔あり、全体的に暗赤色を呈している。
舌下静脈はハッキリ見えるが浮き出るほど目立ってはいない。
【実際の提案と経過】
自律神経をつかさどる「肝」の異常である「肝気欝結(かんきうっけつ)」などが原因にあると考え、柴胡(さいこ)と釣藤鈎(ちょうとうこう)をはじめとした疏肝・平肝と言われる作用の生薬類を調合しました。
服用3ヶ月を経過した頃から全体的に調子が良くなってきたとの事で、ピルの断薬も並行していきたいという要望も出てきました。
職場環境にも徐々に慣れてきたとの事で、このまま健康維持を兼ねて続けていきたいと1年半経過した現在も漢方を継続されています。(報告おわり)
伝統漢方火の鳥ではお客様一人ひとりの体質や症状に合った漢方薬をオーダーメイドで調合しております。
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