子宮内膜症とは?
子宮内膜症は、本来子宮の内側にだけあるべき子宮内膜が、子宮の外側にもできてしまう病気です。これが原因で、生理のときに強い痛みを感じたり、不妊症の原因になることがあります。子宮の外で内膜が増えると、体内で炎症が起きたり、しこりができることがあります。子宮内膜症は、若い女性から中年の女性まで幅広い年代で見られます。
漢方医学における子宮内膜症の治療
子宮内膜症は子宮以外の部位に内膜(に似た組織)ができてしまう疾患ですが、内膜の成分は血管やの原因は「瘀血」と呼ばれる状態を改善することを主軸として治療します。瘀血の原因は食生活の乱れ、冷え、ストレスなど様々です。血液のよどみを改善し、子宮周辺に溜まる余分な血液を体外に排出することで、内膜の増殖を抑える働きをする生薬を用いて治療します。