子宮筋腫とは？
子宮筋腫は、子宮の中にできる良性の腫瘍（しゅよう）です。これはがんではなく、命に関わるものではありませんが、場所や大きさによっては強い生理痛や多量の出血、不妊症の原因になることがあります。多くの女性に見られる病気で、特に30代から40代の女性に多く見られます。腫瘤が大きくなり下腹部に触知できるものなどは外科的治療を行います。
漢方医学における子宮筋腫の治療
漢方では子宮筋腫の悪化防止・随伴症状の改善を目的に、子宮の「瘀血」を改善する方向の生薬を用いて治療していきます。「瘀血」とは食事や運動など生活習慣の影響により、過剰ないし不要な物質の存在の影響で流動性の低下した血液の総称です。子宮に滞った瘀血を「駆瘀血薬」を用いて治療していきます。
