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【症例報告】過換気症候群の改善例

kakanki

今回は「過換気症候群(過呼吸)」の方の症例報告をします。
(※プライバシーに配慮し、一部の情報を変更しております)

ご相談者は30代男性です。

【背景と経緯】
初回来店から数ヶ月前、カゼをひいた後に咳が止まらなくなった事がきっかけ。
病院を受診し喘息の疑いから吸入薬が処方される。しかし使用しても息苦しさは変わらず。
息苦しさが不安感へとつながり、それが更なる息苦しさを引き起こす悪循環。

【体質】
手足が冷えやすい、汗をかきやすい
雨の日・・・頭痛、吐き気
不安時・・・めまい、立ちくらみ
舌の状態・・・湿潤、歯痕、舌下静脈の怒張がやや目立つ
周囲にかなり気を遣う性格

【漢方的な提案】
気管支や肺といった上焦に位置する臓器が集まる部位で気が詰まり、鬱滞した状態にある「気滞(きたい)」という病態があると考え、「栝楼根」などを配伍した漢方薬を調合してお渡ししました。

1ヶ月経過時点:雨の日に頭痛や息苦しさ等があったが、その他の日での頻度は減ってきたとの報告。
3ヶ月経過時点:来店当時の不安感に苛まれていた表情とは別人のように明るい表情になり、来店時にはこちらが驚くほどに元気に話をしてくださるようになった。

しかし、私生活で起きたトラブルの影響等で体調を崩す場面も時々あり、息苦しさが一時的に現れたりする等、「完全に治りきる」までは少々難航しました。そして、服薬開始から約2年の月日を経過した時には舌の歯痕はなくなり、舌下の怒張も目立たなくなっていました。ご本人からしばらく息苦しさが全く出ていないことも確認し、ついに漢方での治療を無事卒業されました。
(報告おわり)


伝統漢方火の鳥ではお客様一人ひとりの体質や症状に合った漢方薬をオーダーメイドで調合しております。
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