パニック障害とは?
パニック障害とは、突然強い恐怖感や不安感などが現れ、同時にめまいや吐き気、呼吸困難、咽のつまり、動悸、胸痛などの身体症状も伴うことがある発作(パニック発作)を何度も繰り返してしまう疾患です。発作は短時間で治まるものの繰り返すうちに「またあの症状がでてしまうかもしれない」という不安感が常につきまとうようになったり、発作が出た環境や状況を避けるあまり外出できなくなるなど日常生活に支障をきたすことがあります。
西洋医学では、カウンセリング、認知行動療法の他、症状に合わせて抗不安薬や抗うつ薬を用いた薬物療法が行われています。
漢方医学におけるパニック障害の治療
漢方医学では、次のような体質が関係していることが多いです。
気虚(ききょ:気力の低下、気力の元となる栄養がとれない状態)
気鬱(きうつ:気の巡りが悪く滞った状態)
気逆(きぎゃく:通常の気の流れに逆らって上方向へ突き上げている状態)
主に不安や緊張を和らげるような生薬を用います。この他にも瘀血(おけつ:血の巡りの悪いもの)、水毒(すいどく:水の巡りの悪いもの)といった体質があるせいで内臓の新陳代謝が悪く、めまいや発汗、吐き気、動悸などの身体症状がより悪化しやすくなっているケースもあります。
このようにお客様お一人お一人その原因、体質は様々なので、しっかりと漢方的診断を行いその方に合わせた漢方調合を提案していきます。
まずは一度、お気軽にご相談ください。