尋常性乾癬とは?
尋常性乾癬とは、皮膚が赤くなる(紅斑)、盛り上がり厚くかたくなる(肥厚)、その表面に白銀色のふけのようなものができる(鱗屑)といった症状が頭部や肘、膝、臀部などに現れる慢性皮膚疾患です。痒み、爪の変形、関節炎症を伴うケースもあります。原因ははっきりとわかっていませんが、遺伝的要因に様々な環境因子(生活習慣の乱れ、精神的ストレス、感染症、喫煙、飲酒、肥満、薬剤など)が加わることで発症すると考えられています。
西洋医学では、まず外用剤を用いる薬物治療法を行い、症状に応じて内服治療、紫外線療法を行います。
漢方医学における尋常性乾癬の治療
漢方医学では、皮膚の鱗屑には血虚(けっきょ:貧血、血が足りていない状態)体質や瘀血(おけつ:血の巡りの悪いもの)体質が考えられます。皮膚の血行をよくすることで栄養状態を改善、また内臓の新陳代謝を整え身体の老廃物排出を促すことで皮膚のターンオーバーを整えます。赤み、炎症、痒みが強い場合には消炎解熱作用(清熱剤)のある生薬や血や熱が鬱滞していることも多いためそれに対応する生薬を用いて治療します。
このようにお客様お一人お一人その原因、体質は様々なので、しっかりと漢方的診断を行いその方に合わせた漢方調合を提案していきます。
まずは一度、お気軽にご相談ください。
- 【症例報告】尋常性乾癬の改善例今回は「乾癬」の方の症例報告をします。(※プライバシーに配慮し、一部の情報を変更しております) ご相談者は40代女性です。 【症状と経緯】10年以上前に足にプツッと赤く出来たのがきっかけ。特にうなじ辺りにひどく出来たので […]