扁桃炎・咽頭炎
扁桃炎と咽頭炎は、喉の感染症で、扁桃炎は喉の奥にある扁桃腺が炎症を起こし、痛みや腫れを引き起こします。一方、咽頭炎は喉の奥全体が炎症を起こし、喉の痛みや違和感が広がります。西洋医学的な治療では主に対症療法が推奨され、解熱鎮痛剤(例:アセトアミノフェン)が発熱や痛みを和らげます。細菌感染が確認された場合には抗菌薬が使われますが、ウイルス感染には抗菌薬は効かないため、十分な休息と水分補給も重要です。
漢方医学における扁桃炎・咽頭炎の治療
扁桃炎・咽頭炎では、喉の症状だけでなく、その他出現している症状(発熱・頭痛・胸焼け・膿性痰・悪風など)がお一人お一人違います。漢方ではそれぞれ出現している症状に合わせて適した生薬を用いて治療します。体の外から侵入した邪により崩れた体のバランスを整え早期の回復を目指します。