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漢方とも関連?ファイトケミカル

野菜と果物

ファイトケミカルとは?

ファイトケミカル(フィトケミカル phytochemical)は、植物に含まれる自然の健康成分のことです。例えば、ビタミンやミネラル、ポリフェノール、カロテノイドなどがファイトケミカルに含まれます。これらの成分は、体にさまざまな健康効果をもたらすことが知られています。例えば、がんや心臓病などの生活習慣病の予防や改善に役立ちます。

ファイトケミカルの効果

ファイトケミカルには、抗酸化作用や抗炎症作用、抗菌作用などがあります。これらの作用によって、体内の活性酸素や炎症を抑制し、細胞や組織を保護することができます。特に抗酸化作用は注目されており、活性酸素による細胞の酸化ストレスを軽減し、老化や疾患の予防につながると考えられています。

ファイトケミカルを含む食品

ファイトケミカルは、特に野菜や果物に豊富に含まれています。例えば、ほうれん草やにんじん、トマト、ブロッコリー、アボカドなどが挙げられます。これらの食品をバランスよく摂取することで、ファイトケミカルを効果的に摂取することができます。

また、ファイトケミカルの成分は特に「皮」部分に多く含まれているので、皮を有効利用できる「ベジブロス」もオススメです。ベジブロスは、野菜を主に使って作られるベジタブル・ブロス(野菜のだし)のことです。一般的には、野菜の切れ端や皮、茹でた後の野菜の残りなどを使って、水と一緒に煮出して作ります。主に野菜の旨みや栄養を引き出すことを目的としています。ベジブロスの作り方は簡単で、例えばにんじん、セロリ、玉ねぎ、じゃがいも、パセリなどの野菜を使います。これらを水に入れて、低めの火で長時間煮ることで、野菜の風味や栄養素が出てきます。

ファイトケミカルと漢方の関連

漢方医学では、植物を用いた自然療法が重要な位置を占めています。漢方薬には、多くの場合、野草や樹木、根や果実などの植物成分が含まれています。これらの植物成分には、ファイトケミカルと同様に健康に良い影響を与える成分が含まれていることがあります。例えば、柴胡や黄芩などの生薬は、漢方薬として使われることがありますが、これらには抗炎症作用があるとされています。酸化ストレスのある箇所には炎症が発生するので抗酸化の目的は抗炎症だといえます。したがって、抗炎症作用のある生薬はファイトケミカルと同様に生活習慣病の予防に役立つといえるでしょう。

漢方と食事でファイトケミカルを積極的に取り入れよう

ファイトケミカルと漢方は、自然の力を活用して健康をサポートする点で共通しています。どちらも植物に由来する成分を利用しており、体に良い影響を与えることが期待されます。特に漢方薬に含まれる植物成分には、ファイトケミカルと同様の健康効果が期待されることから、両者の関連性が指摘されています。食事から摂取するファイトケミカルと漢方薬から摂取する植物成分を組み合わせることで、健康な体を保つためのサポートが可能です。

ファイトケミカルと漢方は、ともに自然の力を活かした健康法です。食事や生活習慣に取り入れることで、健康な体を維持する手助けになるでしょう。

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