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運動の養生

足もとから温める、冬じたくの知恵

        
寒さが深まる季節、気づくと足先が冷たくなっていませんか?
「冷え」は単なる不快感ではなく、体全体の巡りを乱す大きな要因です。特に秋から冬にかけては、下半身の冷えがじわじわと身体の中心に影響していきます。

冷えは「下」から忍び寄る

冷たい空気は自然と下にたまり、足先から体を冷やします。足の冷えを放置すると、血流が滞り、肩こり・腰痛・倦怠感・月経不調など、さまざまな不調へとつながります。冷えを感じやすい人ほど、まずは「足もと」から温めることが大切です。

「腎」を守ることが冬の養生の基本

漢方では、冬は「腎」の季節とされます。「腎」は生命エネルギーの源であり、成長や生殖、老化にも関わる重要な臓腑。寒さに弱く、冷えが続くと「腎」の働きが衰え、体力や気力の低下につながります。
冬の養生は、「腎」を冷やさないこと、つまり“体の芯を守る”ことから始まります。

日常でできる3つの温め習慣

足湯を習慣に
夜、洗面器にお湯を張り、足首まで10〜15分ほど温めます。お湯に少量の塩や生姜のスライスを加えると、より発汗が促されます。

腰と足首を冷やさない
腹巻きやレッグウォーマーを活用し、下腹部と足首を守りましょう。冷えが強い人は、寝る前にカイロを腰に当てるのもおすすめです。

しょうが湿布で芯から温める
薄切りのしょうがを熱湯に浸し、布で絞って腰や下腹部に当てます。芯からじんわり温まり、冷えだけでなく疲労回復にも効果的です。

体を温める食の知恵

食材にも“温める性質”があります。しょうが、にんにく、ねぎ、シナモン、黒ごま、羊肉などは代表的な温性食品。反対に、生野菜や冷たい飲み物は体を冷やします。
特に冬は、煮る・蒸す・焼くといった「温める調理法」を意識しましょう。朝は温かい味噌汁、夜は根菜たっぷりの鍋料理など、日々の食卓がそのまま養生になります。

温めは“無理なく続ける”がいちばん

冷え対策は、短期間で効果を求めず、毎日の積み重ねが大切です。忙しい日々の中でも、「足を温めて寝る」「冷たい飲み物を避ける」など、できる範囲で続けることが、冬を元気に過ごす最大の秘訣です。
足もとを温めることは、体を思いやる最初の一歩。やさしい温かさが、心までほっと和らげてくれます。


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